意外と身近に存在する格差社会

「甲」と「乙」の関係

賃貸物件の契約書で見かける用語。
「甲」は貸主、つまり家主や大家さんのこと。
「乙」は借主、つまり家賃を払って住む人のこと。

今回の住宅トラブルの一件で、わかったことがあります。
「甲」は、「乙」に「住まわせてやっている」という感覚であることです。
極端に言えば、「屋根と床と壁があれば十分でしょ!」っていうことです。
そのため、すこしでも「乙」が物申すと、「家賃の値上げ」をちらつかせます。
「本来「甲」が負担すべき部分だけど「乙」が負担しろ!」という明確な脅しです。

利便性が良いとは思えない地域の古い物件なのに、なぜか周辺物件より高い家賃。
現在の物件を選んだのは、震災需要で選択肢がなかったからです。
それなのに、何かにつけて家賃の値上げをちらつかせてきます。
私が想像する首都圏在住の家主像は、わかりやすい金の亡者だと思います。

不動産店にとって、お客様は「甲」です。
「甲」の言うことには逆らえない、数ある宗教の信者のようです。
逆らうと、他の不動産店に逃げられてしまうからと思われます。
不動産店にとって「乙」とは、契約させた後は極力関わりたくないようです。

10年程前に住んでいた物件で、台風の影響による雨漏りトラブル時に実際あった出来事。
不動産店は、管理している「甲」の物件に設置している旗と看板直しが最優先です。
「乙」の対応は、何時になるかわからないと言われ、最終的に1日待たされました。
不動産店による、「甲」「乙」のわかりやすい対応の違いです。

不動産等の資産を持っている人が、いかにエライのかよくわかりました。
庶民は、エライ人に対して、意見を持つことすら許されないようです。

格差社会は、意外と身近に存在します。

いつか、絶対見返してやる!

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